本当の私
めんどくさすぎて殴り殺したくなる。

別に殺したって捕まってもゴミ箱に捨てられるだけだもんね。

ポイッっと。

あは。

そう考えると生きている人達全員に殺意が芽生えてきた。

・・・ヤルか。

まずはこの彼氏という設定の人物から。

なにで殺そうかなぁ。

首を絞める?

無難にナイフ?

いや、もっと残酷でひどいやり方がいいな。

・・・・・

・・・・・決めた。

題して「股裂きの刑」

刑って。

なんの罪を犯したんだこの馬鹿は。

とか思っていたらいつの間にかにやにやしていたみたいで

彼氏という人は自分の話がウケたと勘違いしているようだ。

好都合。

この勢いで家に誘って殺すか。

「・・・うちに来ない?」

すっごく可愛い顔をして、上目づかいでうるうるさせて誘った。

「もちろん!」

馬鹿め。

今から死ぬ運命なのにひょこひょこを私の後をついてきて。

「ちょっと待っててね?」

家に誰もいないことを確認。

「いいよー」

「おじゃましまー・・」

首を絞めた。

とりあえず気絶させる程度に。
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