ぱんつのおかず
ただ今、ベッドに横たわって、天使さん女神さんが迎えに来てくれるのを待っとります。
…残念ながら、部屋に来たん、ナマイキな妹やったけどな。
ベッドにうつ伏せに転んだまま、うつろな目で小雪を見る。
小雪はおっきいため息ついたあと、ズカズカ部屋入ってって。
おれの正面に、仁王立ちした。
「…お兄ちゃん」
「…小雪……メシ、いらんって言うといて」
声出したけど、カッスカスや。声になってへん。
「……で?」
「やから、メシいらんって――」
「…で?なんかあったん」
「は?」
「峰子ちゃんと」
…峰子、ちゃん。
ヒットポイントほぼゼロのとこに、グサーッ!!て、一突きや。
今はあかん。その名前はアカン。
…っていうかお前、なんでこふじ絡みで落ち込んどる、ってわかるねん。
なんも言葉返さんと、ベットに顔埋める。