ぱんつのおかず

ただ今、ベッドに横たわって、天使さん女神さんが迎えに来てくれるのを待っとります。


…残念ながら、部屋に来たん、ナマイキな妹やったけどな。



ベッドにうつ伏せに転んだまま、うつろな目で小雪を見る。


小雪はおっきいため息ついたあと、ズカズカ部屋入ってって。


おれの正面に、仁王立ちした。



「…お兄ちゃん」

「…小雪……メシ、いらんって言うといて」



声出したけど、カッスカスや。声になってへん。



「……で?」

「やから、メシいらんって――」

「…で?なんかあったん」

「は?」

「峰子ちゃんと」



…峰子、ちゃん。


ヒットポイントほぼゼロのとこに、グサーッ!!て、一突きや。


今はあかん。その名前はアカン。


…っていうかお前、なんでこふじ絡みで落ち込んどる、ってわかるねん。



なんも言葉返さんと、ベットに顔埋める。


< 127 / 400 >

この作品をシェア

pagetop