ぱんつのおかず

どうするん。

このまま技磨き続けたらウチ、格闘技選手権出れるでな…。



「なぁ、こふじ」

「〜なっ、なによ」

「おれの最高記録、何センチや思う。高跳びの」



そんでやっとテーブルはさんだ正面に戻った思たら、めっちゃ真剣な顔で突拍子もない質問してくるセッチ。


…そんなん知らんがな。



「…100センチくらいちゃうん」

「アホ。180や。ほんでな、もうすぐ陸上部の試合あんねん」

「あ、へえ」

「見に来て」

「え」

「んで、その今度の試合で185跳んだらチューな」

「…はい?」

「跳べたらチュー、跳べんかったらチュー」

「は…はぁ!?な、ど、どっちにしろ一緒やんか!!」

「ほな、跳べたらチューと、なんかもう1個」



待って。待って待って。全然話についていかれへん。


勝手におそろしい話進めんといて。しかもなに。なんでチューが大前提みたいになってんの。


< 261 / 400 >

この作品をシェア

pagetop