ぱんつのおかず
やのに、セッチは変わらん。
いっつもうちに来るし(ヒマなんちゃう)。
ウチへの態度も変わらん(ふてぶてしさだけ増したんちゃう)。
そのせいで、お母さんにはだいぶ前からつきあってると思われとったみたいやし。
友達にも「仲ええよねぇ~」とか、意味ありげなニヤけ顔で言われることあるし。
できれば、っていうか、できんくても、ウチのベッドにこうも毎回沈むのはちょっと遠慮していただきたいんです。
そういう申し立てなんです。
…っていうか、セッチよ。
その靴下、汗ぐっしょりやーん。
ウチのシーツ、セッチの汗だらけなるやーん。
「ほな、つきあう?」
ウチが心のなかで、思春期の心配と汗の心配をグルグルしとる間に、聞こえた。
ほな、つきあう?ぼんやりとした、そんな発言。