ぱんつのおかずのレビュー一覧
関西弁で書かれていて、すごく親近感が持てました! セッチがかっこよくて。 こふじがかわいくて。 2人のやりとりがおもしろくて。 2人がすれ違ってたときは、めっちゃもどかしかったです(笑) 「えー…」とか 「なんで!?」とか 思わずひとりごとが出てしまうぐらい、引き込まれました! おもしろいし読んでて楽しい。 ちょっと切ないし感動もする。 本当に良かったです!
おさななじみのセッチとこふじは、お互いが大事なくせして、なんか、素直じゃない。 セッチの、こふじに対する気持ちが切なすぎて、あたしは夕焼けの坂道を駆け下りたい気持ちになりました こふじの、幼なじみという大事な居心地の良い関係を、無くしたくない。セッチを好きだけど、なんかな、そうじゃなくてね、みたいな気持ち。理解できるから夕焼けの坂道を駆け上がりたい気持ちになりました。 そして、頂上で出会った。(あたしの中で) もう、気持ちはカオちん玉木くんと一緒。なんにしてんのーもう、なんなのあんた達! でも「素直なココロと素直なカラダ」。 二人とも持ってる。良かったって、読み終わった時に思いました。 かなさんの安定感は、安心して読める。情景も目に浮かぶし、心情の表し方も絶妙。ティーンが読んでも大人が読んでも、心惹かれるはず。 ぜひ、ご一読を。
ずーっと一緒だった。 いわゆる幼馴染というやつで。喧嘩ばっかりだったけど、文句ばっかりだけど、別にまぁ、嫌いじゃない。だってずーっと一緒だったし。 誰よりそばで、誰よりも長く、一緒にいた。 なのに。 突然おかしくなったセッチこと、幼馴染のオトコ。 なんなん、そんなんちゃうかったやん。 そんな関係じゃなかったやん。 なんでなん、なんでなん。 好きとかよくわからん。 だけどセッチは大事。だって幼馴染やから。 やから、こんなんおかしいんちゃうん。 彼女は変わらない関係を求めてた。 彼は新しい関係を求めてた。 よく知ったる関係だからこそ、素直になれない、わからない。戸惑い逃げて避けて、意地を張って。 見ていてなんでなん!と私がやきもきしていました。 でも、愛しい。かわいい。 テンポのいいふたりの心の内がとても微笑ましくもあり、もっと、ふたりを見ていたい。そんな気持ちになります。
誰よりも近い存在の『幼馴染み』 一緒にいるのが当たり前 履き潰したパンツの色も知っている そんな二人、色気もへったくれも無い筈の関係だったのに ある日、何の前触れもなくその関係は崩された。 関西弁でテンポ良く描かれるこの作品。 大好きなのに素直になれないこふじに共感半分イライラ半分。 真っ直ぐ過ぎるセッチに、応援する気持ち半分、哀れみ半分。 きっと、読者の皆様がカオちゃんや王子玉木君の気持ちになって、二人を見守っていたことでしょう。 むずむず、じりじり、近づいたようで近づかない二人の、甘酸っぱい青春ラブコメ。 ラストは、いつも通りの二人にプラスちょっぴり素直になれた甘いスパイスが加わった素敵なラストでした。 何度も読みたくなる、インパクト大のラブコメです。
ずっと一緒にいる幼なじみ。パンツの色だって知り尽くしてる、色気皆無の関係。それは、これから先も変わらない……と思っていたのに。 急ぎ足で駆け寄ってくるセッチと、理解出来ず逃げるこふじ。 ふたりの気持ちの追いかけっこが、テンポの良い関西弁でコミカルに表現してあって、とても心地良い作品でした。 ストレートなセッチには、何度もキュンキュンさせられたし、王子様的存在の玉木くんも、本当に素敵で!こふじが羨ましい限りです(笑) 近くにいればいるほど難しい、気持ちの変化や整理。それがとても自然な形でリアルに描かれているので、自分に幼なじみがいなくても、流れるように気持ちが伝わってきました! 笑えるけど優しくて、キュンと切なくなったり、温かくなったりする…恋する淡い気持ちが沢山詰まったお話。 ふたりがカレシカノジョになれたのか……コケみどりパンツが何パンツになったのか、ぜひ確かめてみて下さい!
ずっと読んでいたいくらい、この物語のセッチとこふじが愛おしくなる。 幼なじみだからこその距離感や心情がとても丁寧に描かれていて、主人公になりきって物語にどっぷりハマりこんでしまいます。 テンポのいいふたりの掛け合いが本当に面白くて、だけど何度もすれ違う場面では胸がキュッと痛んで切なくなったり。 最後は泣きました。こふじに感情移入バクハツ。 だけどそのあとに、また笑わせてもらえました。優しい気持ちで笑えました。 あたたかさのたくさん詰まったぱんつのおかず。読めば分かる、素敵な物語です。
幼なじみって難しい。それが男女だと、特に。 友達よりも近いけど、恋人とはまた違う、とっても大切な、近くて遠い存在。 そんな奴から告白されちゃったら、どうしよう? 初めて見るオトコノコの顔に、照れたり、焦ったり、泣いたり、怒ったり。幼なじみから男の子の顔になっていくセッチがとってもかっこよくて、かわいくって。そんな彼にどぎまぎするこふじちゃんも、かわいくって。 読みながら、何度も「がんばれがんばれ!」って、応援してあげたくなります。 かなさんがくれる、飾らない、等身大の言葉たちのなかで、彼らは一生懸命に恋をしている。1行目、1文字目から、ぐっと引き込まれます。 幼なじみ?カレシカノジョ? かわいいふたりの今までとこれからを、是非みなさんにも、笑って泣いて、隣で見届けてほしい。