男子校は甘いワナだらけ!?~俺様なアイツとキケンな恋~
「なんだ、日直かよ。心配かけるんじゃねぇよ」
「うるさいわね!さっさと打ち合わせするわよ!」
湊斗先輩の言葉に、南さんが答えながら椅子に座った。
……あたし、帰っていいのかな?
無事、南さんも来たことだし……。
冗談だとは思うけど、湊斗先輩にキスされそうになったし……。
気まずいって気持ちもあるけど、なによりまず、この場から離れたいって気持ちが強い。
「あ、待って、知紗ちゃん!」
『帰ってもいいですか?』と言う言葉をぐっと飲み込んだあたし。
「南さん?どうしました?」
「打ち合わせ、参加してくれない?知紗ちゃんの意見も聞きたいの」
……へ?