男子校は甘いワナだらけ!?~俺様なアイツとキケンな恋~
「ちょっ……平塚くん!?ひ、秘密って……!誤解されるよ?」
あたし達がステージから下りても今だに盛り上がっている生徒達。
……あ、あたし達が付き合ったって思われてるよね!?
「誤解されても、よくない?俺はそっちの方が嬉しい」
手を握ったまま、あたしの方へ振り向いた平塚くん。
「えっ……!」
そんな……ストレートに返されると困る……。
「……っ、ごめんごめん。困らせたいわけじゃないんだ」
シュンと眉を下げて微笑む平塚くん。
……そんな平塚くんの方が、よっぽど困ったような顔してるよ?
胸がギューって切なくなるくらい……。