男子校は甘いワナだらけ!?~俺様なアイツとキケンな恋~
これから7限を受けて、家に帰るだけだったのに……
何だか、とんでもないことに巻き込まれているような。
絶対行きたくない…っ!
「せっかく優しく言ってあげてるのに……来ないなら、強制的に連れて行くまでね」
優しくないし!
しかも強制的にって!?
その時、腕を両側から掴まれて無理矢理椅子から立たされた。
「な…に、するのよ!」
「だから言ったでしょ?無理矢理がイヤならさっさと来なさいよ」
篤樹に向けていたような可愛らしい表情は微塵にも感じられなくて
冷たくて……あたしを憎んでるようなその瞳。