男子校は甘いワナだらけ!?~俺様なアイツとキケンな恋~
そのまま篤樹の口はあたしの耳元までやってきて。
「理性が吹っ飛ぶから。知紗の身体見ると───今すぐ襲いたくなっちまうんだよ」
甘い、とろけるような声で囁くもんだから。
あたしの顔はボンッと勢いよく赤くなってしまった。
「なっなな何言って……っ」
「吹っ飛ぶからっつーより、もう吹っ飛んだけどな?」
そう言って強引に引き寄せられたかと思ったら。
「んっ…」
降ってきたのは、とびきり優しいキスだった。