男子校は甘いワナだらけ!?~俺様なアイツとキケンな恋~



「な、何言ってんの!早く海に入ろうよ!」


ドキドキを隠すように、海の方へ顔を向けて大きな声で言った。



「ん、そーだな」


そう言って歩きだした篤樹の後ろを付いていく。



………よかったぁ、バレなくて。


篤樹って、あたしがドキドキするようなことばっかりする。


それは、恥ずかしいけど嬉しい。



篤樹が思ってる以上に、あたしは

篤樹が好きみたいだ───……








「遊んだねー!」

「遊び疲れたな」


夕方。

午後はたくさん遊んであっという間に帰る時間になってしまった。


霞と魁斗くんが仲良さそうに話している。



< 389 / 414 >

この作品をシェア

pagetop