男子校は甘いワナだらけ!?~俺様なアイツとキケンな恋~



「ぼーっとしてると、車に引かれるぞ?」


からかうような笑顔で、あたしの腕を強く、でも優しく引く篤樹。



「だ、大丈夫だよ!もう引かれないし!」

「……もう?前に、引かれそうになったことあるわけ?」


ギクッ!

その話は平塚くん絡みだから避けたいな……



「……て、おい!逃げんな!」


走りだしたあたしを追い掛けてくる篤樹。




「───……大好き」


面と向かって言うのは恥ずかしいから逃げながらつぶやいてみた。



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