初恋から2番目の恋
「大地……ありがとお
ごめんね…」
私は大地の胸で泣いていた
「泣くなって、
オレがいるから安心だろ」
なんで大地はこんなに優しいの…
「もう、あいつどっか行ったよ」
ほんとにあの男がいなくなっていた
「あー、マジ心配!
委員会あって一緒に帰れないし!」
「またこんなことあったら
オレに連絡しろよ!
彩乃の番号ゲット」
大地はニヤっと笑いながら
私の頭をわしゃわしゃした
「大地!ほんとにありがとう!
文化祭、一緒にまわらない?」
「よっしゃ」
大地は満面の笑みで言った