抱いて、抱かれて、堕ちて、溺れる。
変化する日常

歓迎会




あの入社式から2週間が経った。



あいつ…相馬 純は営業二課に配属されていた。


営業二課は大きな大学病院などを担当している、やり手の課。



出世コースだ。




情報通の実夏のおかげで、あいつの情報が私の耳に入ってくる。




あいつとは出勤時と外勤時、退社時ぐらいしか顔を見ることがない。



話すら、まともにしたことがない。






なのに、私の気持ちはますます大きくなる。




< 22 / 287 >

この作品をシェア

pagetop