抱いて、抱かれて、堕ちて、溺れる。
『暁、どうした?また何かされたのか!?俺、ずっと心配で…。』
純は…どうして何でもわかっちゃうんだろう…。
私の心が読めるの…?
私の心の声が聞こえるの…?
私は涙が止まらなかった。
やっと純に逢えたという安心感からか、一気に体の力が抜けた。
『純…。私…。』
私は、純に話した。
夫に気づかれたこと、ネックレスはペアだということ…。
ネックレスを守りたいということ…。