抱いて、抱かれて、堕ちて、溺れる。




『あのネックレスは…あなたの言う通りよ。そして、あの日は…1人じゃ…なかった…。』




私は一気に話した。




少しでも間があると何を言われるか怖かった。




だから、私は一気に話した。






『あの日は彼と一緒だった。1人なんて嘘。朝まで一緒だった。ごめんなさい。私は…彼を愛してしまった。もうあなたに…愛はないの。だから、別れてください。』





『出ていけ…。早く出ていけ!!』





『お前あいつとヤったんだろ?お前…認めるんだろ?』





『…(コクン)』





『お前、バカだな。自分から認めやがって。お前に有利なものは何一つないぞ?慰謝料はお前とあいつから貰うからな。それから、お前らには一生苦しんでもらう。』





予想もしていなかった夫の言葉。





恐怖で体が震えだしてきた。





この人は…私たちにどんな復讐をする気なの…?










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