抱いて、抱かれて、堕ちて、溺れる。
神の悪戯
星空
気がつけば、夏が終わろうとしていた。
あの日以来、ちょくちょく暁さんからメールが来るようになった。
嬉しい反面、素直に喜べない俺がいた。
そんな時、司からメールが来た。
<今度さぁ、またあの4人で飲み会しねぇ?>
<マジ?無理なんじゃねぇの?>
俺がそう返すと、
<つぅか、暁さんからOKもらってるんだよね!実夏さんは無理っぽいみたいなんだけどさ!>
マジかよ…。
まぁ、3人だし、大丈夫だよな?
俺は、暁さんにメールをした。
<司からの飲み会OKしたの?大丈夫?>
大丈夫と聞くのは、そう。
旦那さんの事。
<大丈夫だよ実家の母に預けるから。楽しみだね>
楽しみ…。
そうだよな。楽しみだよ、俺だって。
飲みに行くだけだもんな。
それ以上も以下もない。