抱いて、抱かれて、堕ちて、溺れる。



『…ったくもう。ボーッとしてるからだよ。』



耳元から純くんの声が聞こえる。




甘くて、優しい純くんの声…。




それだけなのに、体がビクッとなる。




心臓が破裂しそうだよ…。




純くんの声が更に近くなった…。




『ねぇ。暁さんの耳にキスしていい?』




…そ、そんなこと聞かないで…。





『黙ってるなら、しちゃうよ?』




純くんは、私の耳から首筋にかけてキスをしてきた…。




『…んっ…純くん…ダ、ダメだよ…』



『暁…。大好き。』




私も…大好きだよ…。









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