20100228-Anniversary-
っていうか、そんな質問をしてくれるって事は今日繋いでくれるってことなの?
次へのステップへと期待に胸を膨らませる。
大輔と話しながら思ったこと
浩輔みたいにハイテンションではないけど
浩輔みたいに声は甘くないけど
浩輔みたいにー・・・
『陽菜?どうした?』
『はっ!』
もう嫌だ、何で直ぐ考えちゃうんだろう。大輔と比べるなんて本当失礼にもほどがあるよ。
『・・・大丈夫?』
心配そうに顔を覗き込んでくる大輔に心の中で謝罪しつつ笑って誤魔化した。
優しいな、浩輔とは全く違うから余計に新鮮。
一緒にいて癒される・・・
そんな事を考えながら、また話をしていたら花火の開始時間間近になった。
『よし、行こうか?』
立ち上がり笑顔で誘ってくれた大輔に私も笑顔を返し大きく頷いた。