20100228-Anniversary-
駅近くまで歩いていたら


『陽菜、たこ焼き冷えるから座って食べようか?』


『まだ、時間大丈夫ならそうしようか。』


そう言うと、浩輔は頷いたのでベンチに座って二人でたこ焼きを食べる。


『『ん~、おいしぃ。』』


至福の一時。


たこ焼きはあっという間に食べてしまった。


辺りを見渡すと空がオレンジ色に染まっていた。
ふと、時計台を見ると浩輔の電車の時刻が迫ってきていた。


『浩輔、もうそろそろ駅の中にー・・・』


入ったほうが良いんじゃないの?って言おうとしたら


『陽菜。』


名前を呼ばれ、言葉を遮られたので不思議に思い浩輔の方を振り向いた。


『どうしたの?』


いつにな真面目な顔をしているので何かあったのかと心配になる。












『キスしていい?』
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