20100228-Anniversary-
酷い態度を取ってしまったのに私に手紙を送ってくれた真理が嘘をつくはずがない。


信じたかった、浩輔の事が本当に好きだったから。


散々泣いたら、今まで靄がかかっていたはずの頭が妙にクリアになってきた。
そこで、たどり着いた一つの結論。





真実を知りたいー・・・



『・・・でも、どうやって・・・あ。』


私は以前、浩輔の友達の亮君と連絡先を交換していた。亮君は携帯を持っていたため覚悟を決めて電話をかける。


亮くんに今までの事を話した。


『えっ、陽菜ちゃん・・・』


本当のことを話して欲しいと伝えた。


亮くんは







『浩輔のやつ、陽菜ちゃんときちんと別れてから付き合うって言ってたのに。』


この台詞で確信した。


誰が嘘をついていたのか・・・信じたくなかった。







大好きな人に裏切られた。
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