20100228-Anniversary-
『南谷さんと別れて、他の男に目を向けてそれでも南谷さんが忘れられない時はー・・・』
『忘れられない時は?』
『もう一度、告白したら?
もうこの恋愛に悔いはないって位さ、全力でぶつかってみたら?
その時は応援してやるよ。』
そして、と言葉を続けて西村はニヤリと笑い
『・・・砕けたら骨は拾ってやるよ。』
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『浩輔、友達に戻ろう。』
西村の言葉は私の心にストンと落ちてきた。それと共に勇気が出た。
・・・一度この恋愛をリセットする勇気。
『何で?許してくれたんじゃなかったの?』
『このままじゃ、私が駄目になる。
ごめんね、浩輔の言葉が何一つ信じられないの、疑っちゃうの。』
『・・・・・。』
『友達に戻ろう、縁を切ろうって訳じゃないし。
連絡は取ろうと思えば出来る、浩輔も大学で県外に行くしいい機会だと思うの。』
そうして、私達は別れた。