秘蔵っ子の憂鬱※タイトル変更
Ⅱ
そんな噂のこともあり、
4月後半はそわそわして気が気じゃなかった。
しかし遠藤くんはそんなことを知ってか知らずか能天気だった。
あの噂を聞いたこともあり、
毎日のようにランチに誘われるが週1回ぐらいは行くようになった。
あの噂が他の部署にも広がってるため、
一緒にランチに
行くぐらいじゃ嫌がらせにはならないだろうと踏んだからだ。
まあその噂が広がったため、
遠藤くんは1年目で営推の中心的存在になるとして、人気はさらに上がっているらしい。
そんなことを気にしている場合ではないくらい内心は余裕がなかったが。