秘蔵っ子の憂鬱※タイトル変更

営業課に着くと、まっすぐ斎藤さんのデスクを目指した。

「すみません、斎藤さん。
これ、J食品の遠藤正和さんのデータです。」

「ああ、ありがとう。
仕事が早くて助かるよー!」

「いえ、では失礼します。」

修正に少し時間を取られたことは秘密にしとこっと。


帰ろうとしたときそこに、
大学からの友人で同期の立川優弥が現れた。
立川は営業課所属である。

「あ、かなじゃん。お疲れー。」

「ああ、お疲れ。
会社にいるなんて珍しいね。」

営業課の立川はうちと違って外回りも多いからである。
だが立川は、

「たまたまお前がこっち来るときに限っていないことが多かっただけで、会社にいることも多いからな。」

「じゃあ今日昼一緒に食べよーよ!
語り合おうぜ(笑)」

「わかったよ。」

ということで今日の昼は立川と一緒に社食に行くことにりなった。
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