君のすべてを
「もーぉ!パパ!」

朝から大声を出してしまうのは嫌だが、こればかりは許せない。




あたしは寝起きのパパに詰め寄った・・・



「いやぁ、秘密にしてたのは・・・すまない。でもな、彼は剣道、柔道の達人で・・・彼にボディガードを頼めば安心なんだ。わかってくれ、春瑠」





そんなのははっきり言って、どうでも良かった。


っていうか、むしろ嬉しいのが本音、なんて誰にも言えないけど。



「そーじゃなっくて!パパ、一体何の仕事をしているの!?ボディガードなんて!」



「ギク」


あからさまに言ったわね!?


こんのクソ親父!!

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