大切な人






「日誌を持ってくる子がいるから、
 と聞いていたんだ。」



「そうなんですか・・・・、えっ!?」



急に腕を引っ張られてよろけてしまった私。



「おい、大丈夫か?」




大丈夫も何も先生が引っ張ったでしょうに!

と言い返そうとしたその時。




何かが私のポケットの中に
滑り込まされた。






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