大切な人

「ご指名ありがとうございます、ご主人さ・・・えっ！？」





私たちを指名したのは
片山先生と青山先生だった。



めぐはここぞとばかりに青山先生の隣へ行くけれど
この前あんな別れ方をしたから
片山先生とは気まずい・・・。




「片山先生、何飲みますか？」

「レモンティーとショートケーキをお願いできるか？」

「かしこまりました。」


こんなメイドと客の会話をするのも
私にはようようで。