Finale Love
それから3ヶ月の月日が流れ弥生のスマホにしらない番号の着信が入ってた。

この番号誰だろう?

見たことがない携帯番号だよね。

留守電にも入ってないし・・・。

いったい誰だろう・・・?

用事があるならもう1回着信があるだろうな。

でも・・・

なんか気になるんだよなー・・・。

「何、弥生、スマホ見ながら難しい顔してんだよ?」

「知らない番号から着信が入っててね」

「間違え電話じゃねえの?」

「スマホもってから間違え電話なんてまったくなかったから」

「気になるんだら折り返しかけてみたら?」

「うんー・・・」

たしかに雄が言うとおりなんだけどなー・・・。

でも、オレオレ詐欺だったらイヤだしなー。

こうなってくると気になってしかたなくなる。

いったい誰が電話してきたんだ?

誰が私の番号知ってんだ?

弥生は1日疑問に想いながらもいつもどおりに寝床についた。

ウトウトしてた時に弥生の枕元でバイブが響いた。

気づいた弥生はスマホを手にとり雄祐を起こさず部屋から出て廊下で電話にでた。

「はい。もしもし・・・?」

「この番号って、水無月弥生さんの番号ですか?」

「そうですけど・・・」

「本人やったんや」

関西人?!

てか・・・

誰なんだろう・・・?

「こな夜中に急に電話なんかしてホンマごめんな」

「それは構わないんですけど・・・」

「ホンマ?」

「はいー・・・」

何、私、相手のペースに巻き込まれてるの?

とにかく、誰か聞かなきゃ。

「あのー・・・すみませんけど・・・誰ですか?」

「まだ言ってなかたんやなー。yasuっ言えばわかるやろ?」
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