Finale Love
「だってyasuさんは私とは違う世界で生きてる人なんですよ。
それぐらい考えても普通なんじゃないんですか?」

「たしかに弥生ちゃんが言ってるとおりやなー。
でも、同じ人間には変わりない。
コンサート終わったら今日、弥生ちゃんが行ったセブンイレブンに迎えに行くから。
ほな夜にな」

yasuさんと会う約束なんかしてよかったのかなー?

そんなことより、なんて雄に言い訳しようー?

雄にyasuさんのこと話したらどうーなるんだろうー?

でも、言い訳やウソよりいいかー・・・。

夕方になり雄祐が自宅に帰ってきた。

「ただいま」

「おかえり・・・。
雄にちょっと話があるんだけど・・・」

「わりー・・・。
今からちょっと哲也さんの自宅にいかなきゃいけないんだ。
帰ってきてからでもいいか?」

「うんーーー」

「じゃーもうそろそろ下につく頃だから行くわ」

「いってらっしゃい」

雄祐は足早に家を出た。

弥生はyasuからの連絡を待っていた。

夜10時ぐらいになりyasuからの連絡が入り弥生は待ち合わせのセブンイレブンに行った。

「遅くなってごめんな」

「気にしてないからいいですよ」

「とにかく車の乗ったら?」

「あっ・・・はい」

弥生は助手席へと乗った。

「これからどなんしよなー?
弥生ちゃんってごはん食べた?」

「はい・・・。
食べましたけど・・・」

「そうーなんやー・・・」

「yasuさん、食べてないんですか?」

「打ち上げで軽く食べただけだからねー・・・」

「じゃーあまりお客さんがこない店でも行きますか?」

「そんな店あるん?」

「私が知ってる超穴場な店ですから」

「ほな案内して」

「いいですよ。
ちょっと走りますけど、いいですか?」

「いっすよ」

走り出してから1時間が経ち山奥の川沿いを走っていた。

「こんな場所に店なんてあるん?」

「もうすぐコテージが見えます」

「もしかして、小さくポツンとあるコテージのこと言ってんの?」
< 34 / 145 >

この作品をシェア

pagetop