Finale Love
「うん」

「ただ私は、感じたまま見たまま思ったまま、言ってるだけですよ」

「そうーなんや。
弥生ちゃんにへんなこと聞いていい?」

「答えられることなら、答えますよ」

「そうーきたかー・・・」

「もしかして、今、yasuさんが考えてることって、下ネタなんじゃないですか?」

「よーわかっとるねー。
弥生ちゃんは」

「で、yasuさんが私に聞きたい下ネタってなんですか?」

「ほなズバリ聞くで」

「はい」

「雄祐とはやったんか?」

「はぁ?!」

「だから、雄祐とエッチやったんか?」

「その質問は、正直に答えなきゃダメ?」

「答えるのが普通なんやないの?」

「なんでyasuさんはそんなこと私に聞くんですか?」

「俺が1人の男としても人間としても、弥生のことが本気で『好き』やから」

「yasuさんー・・・」

「で、どないなの?」

「雄とはしてませんよ」

「同棲してて、してないん?!」

「はい」

「なんでなん?!」

「同棲期間が短かったから」

「どれぐれいなん?!」

「4ヶ月ぐらいですよ」

「4ヶ月も一緒にいて、雄祐は手ださんかったん?!」

「まったくなかったですね」

「ほな、チューもしてへんの?!」

「してませんね」

「ほな、手つないだり、抱きしめ合うことって、なかったん?」

「それはありました」

「それだけなん?!」

「はい」

「俺やったら、我慢できん。
好きな女が横で寝てるんやろ。
俺やったら絶対ムリ。
なのに、雄祐は我慢が出来たん?!
なんでなん?!」

「なんで、雄は我慢できたんでしょうね?
そこがyasuさんと雄の違いなんじゃないですか?」

「せやなー・・・。
何が雄祐と違うんやろー・・・?」

「1つだけヒント差し上げます」

「なんなん?」

「雄には話してあるけど、yasuさんには話してないことが1つだけあります。
それが、その答え」

「弥生ちゃんに係わることやな。
じゃなきゃ雄祐が4ヶ月も我慢できるはずがない」

「yasuさん、いいとこつきますね。
最後に大ヒント」

「大ヒントくれるん?」

「はい。
そのヒントは、yasuさんが今まで出したきたCDシングルの中にあります」
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