Finale Love

♪ライフ♪

「俺が書いた曲の中にある。
それは曲のタイトルの中にある物なのか、歌詞の中にある物なんか?
どっちなん?」

「歌詞の中にある物です」

「歌詞かー・・・」

「たぶん、ファンの中では結講人気がある曲なんじゃないのかな?
女の子がよくカラオケで歌ってユーチューブに載せてるよ」

「ユーチューブやな」

「その中に入ってるんじゃないのかな」

「もし、俺がその答え当てたら、何くれる? 何してくれるん?」

「yasuさんは何がいいの?」

「そやなー・・・。
弥生とエッチしたい。
それがダメならKISSしたい」

「yasuさん、それはダメだよ」

「KISSやったら、いいんちゃうの?」

「はい・・・。
わかりました。
じゃyasuさんが当てたらKISSね。
それでいんでしょう?」

「俺に二言はない」

「制限つけていい?」

「ええよ」

「今日の0時ちょっきしまでにyasuが当てればKISSね。
もし、当てることが出来ないのならお約束のKISSはなしでいい?」

「ええよ。
俺、絶対、見つけてやっから!!」

「頑張ってね」

「頑張るよ!!
弥生とKISSしたいから!!」

「私は隣の部屋でTV見てるね」

弥生はyasuのベッドルームから出て行った。

yasuはノートのPCを開きさっそくユーチューブを見ていた。

結講、いろんな曲がアップされてるんやなー。

みんな歌ってくれてるんやなー。

ありがたいことに。

そうー言えば雄祐たちのバンドE.M.Oのライブ映像もアップされてるって言ってたな。

『EMO福岡』で検索すれば出てくるかな?

結講、雄祐たちもいろんなオリジナル作ってんやなー。

この『Answer』って曲、バラードなんか?

聞いてみるから。

この曲、今まで聞いた曲と何か違う。

今までの曲や雄祐の歌い方が薄っぺらかったけど、この『Answer』に関しては違う。

なんでだ?

なんで、雄祐はこんなに優しく歌えるようになったんだ?

それまでは、そんな歌い方すら知らなかったはず。

なのに、なんでだ?! 
まさか・・・?!
弥生?!
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