Finale Love
「オマエ、何、やってだよ?!
今、会いに行かなきゃ後がないぞ!!」

「まー君・・・」

「そっすよ。雄祐さん」

「よっしー・・・」

「雄祐?」

「なんすか? あっべち?」

「あとは俺たちにまかせて、オマエのことを、大切に想ってくれてる人に、今、会いに行ってこい!!
じゃなきゃ、オマエをスタジオには入れない」

「あっべち・・・」

雄祐はメンバーに背中を後押されyasuの宿泊先のホテルへと行った。

ロビーについた雄祐は受付できいたがチエックインしたあとだった。

雄祐はその足で焦る気持ちのまま福岡空港へと行った。

空港ロビーを探し回っていたが、yasuと弥生の姿を見つけることが出来ずにいた。

肩を落とした雄祐はロビー内を歩いてた。

そんな矢先、後方のほうで聞き覚えるのある声を耳にした。

雄祐はとっさに後ろを振り返った。

そこにはyasuと歩いてる弥生の姿に目を止めた。

雄祐は焦る想いで弥生の名前を呼んだ。

弥生はその声に気づき雄祐を見つめた。

雄祐は弥生の目の前へと駆け寄った。

「弥生」

「雄ー・・・?!」

yasuは弥生の耳もとで言った。

「俺、先行ってるからな」

「うん」

yasuはそう言って先へと行った。

yasuの背中を見届けた雄祐は話始めた。

「弥生の深い思いに気づいてやれなくて、ごめん」

「雄ー・・・」

「俺だけが辛く苦しいって想ってた。
でも・・・
弥生のほうが俺より辛かったんだな。
なのに、俺は自分の気持ちしか考えてなかった。
俺、弥生に愛されてるって今でも想ってる。
だから、別れは言わない。
むしろ、言いたくない。
今以上に俺がいい男になれた時、必ず弥生を迎えに行く。
それまでは弥生の深い想いをしっかりと胸に抱いて、俺は自分の足で必ず立つ。
弥生にはそれをずっと見守っててほし。
それが、今、俺が弥生に言える精一杯の気持ちと想い。
こんなことしか言えなくて、ごめんな」

「雄ー・・・」

「それだけ伝えたかったから、きたんだ」

「そうー・・・」

「足止めくらわしちまって、わりーな・・・」

「うんうん。
雄の気持ちを聞けただけ、私は幸せだよ。
雄ー・・・。
ありがとう」
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