Finale Love
弥生は雄祐に背を向けyasuの元へと歩き出した。

あれ・・・?
また涙出てきちゃった。

もうー泣かないって決めたなのに。

なのに・・・
雄の顔見たら出てきちゃった。

弥生は頬に流れる涙をふき取りながらyasuの元へと行った。

雄祐は弥生の背中を見えなくなるまで見つめ空港内ロビーから出てメンバーがいるスタジオへと戻った。

スタジオに入った雄祐は今にも崩れそうな気持ちのままだった。

そんな雄祐の姿を目にした哲也は雄祐の気持ちを悟った。

「弥生ちゃんには、会えたか?」

「会えました」

「自分の気持ち、ちゃんと伝えること出来たか?」

「はい・・・」

「そっかー・・・。
よく耐えたな。雄祐」

雄祐はうつむきながら1つぶの雫を下に落とした。

哲也は優しく胸をかした。

残りのメンバーは何も言わずそっと見守っていた。

その頃、yasuと弥生はyasuの東京の自宅マンションについてた。

弥生は室内を見渡した。

ホテルの部屋では散らかってたのに、自宅はキレイにしてんだ。

そやー自分が生活する部屋だもなー。

キレイにしてるの当たり前か。

にしても、シックな家具がそろってる。

yasuさんのイメージにあってる。

私がyasuさんをイメージしてたとおりの自宅。

これから、私、ここで生活するんだよな。

大丈夫かな?

てか、寝室は別々にならないのかな?

やっぱ、yasuさんに言わなきゃダメだよね?

「ねぇー・・・。
yasuさん」

「ん?」

「寝る時って、部屋ってどうなるの?」

「俺は弥生と一緒に俺のベッドで寝たいけど、弥生がイヤならあいてる部屋に新しく弥生のベッド入れるけど」

「新しく購入しなくていいよ」

「そうか?」

「うん」

「じゃ弥生は何処で寝るつもりなんや?」

「リビングのソファーでいいよ」
< 56 / 145 >

この作品をシェア

pagetop