Finale Love
「そうか。
会場押さえられたんか?」

「はい」

「じゃーイベント当日は会場入ってからの打ち合わせやな?」

「そうなりますね」

「何時に会場に入ればいいんや?」

「2時間前には会場に入ってください」

「そうかー・・・」

「なんならホテルまで向かいにいきましょうか?」

「俺が会場まで行くからええよ」

「わかりました」

「ほな、お疲れさん」

「お疲れさまです」

電話を切ったyasuは思った。

これでokやな。

あとは、弥生を一緒に福岡に連れて行くだけやな。

でも、なんて、連れて行くかな?

雄祐に会いに行くから一緒に来いって言っても、弥生のことなら、行かないって言い張るだろうしなー・・・。

どうやって連れいくかなー・・・。

こうなったら、何も言わずに連れて行くしかないな。

yasuはそう思いながも眠りについた。

イベント当時の朝になりyasuと弥生は福岡へと向かった。

握手会のイベントを無事終わらしたyasuは楽屋で雄祐に電話した。

着信に気づいた雄祐は出た。

「はい。もしもし?」

「元気やったか? 雄祐君」

「yasuさん。お久しぶりです」

「せやなー」

「雄祐君って今時間ある?」

「今、ちょうどスタジオでライブのリハやってるんですけど、終わってからでもいいですか?」

「そっかー・・・」

「急用ですか?」

「出来ればライブ前に会いたいんやど・・・」

「ライブ前ですか?」

「うんー・・・」

「今、俺、スタジオ抜けれないんですよねー」

「なら、俺が今から雄祐君がいるスタジオに行くわー」

「今からですか?!」

「あかん?」

「いいですけど・・・。
メンバーには話してないっすよ」

「とにかく住所教えて。
今から向かうから」

「わかりました」
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