Finale Love
私がCDにした曲?!

なんで、それを、雄が歌ってるの?!

まだCD自体、販売もされてないのに?!

なんで?!

まさか、yasuさんが?!

雄祐は弥生の思いを大事にしながら歌っていた。

会場の雰囲気はいっきに歌詞の雰囲気に包まれた。

『your belive』

「あなたの見えない気持ち 目には見えない

あなたの言葉の裏に隠れてる思いは 何を語ってるの?

ぶつかり合う思いは 1つの真実を見せてくれる

傷つくことを恐れずに 向き合うことが出来れば

素直な自分になれて ラクなのに

あなたのことを信じたい あなたの見えない気持ちにそっと触れたい

あなたの隠された思いを 誰よりも信じたい

あなたを好きな気持ちを 輝かせたい

何よりも力強く 誰よりも優しく あなたのことを信じつづけたい

いつか あなたの気持ちを 伝えてくれる その日まで」

歌い終わった雄祐はライブを終えステージ脇へと歩いていき、客席にいるyasuと弥生の元へと行った。

歩いてくる雄祐の姿を見てた弥生は何も言えずに見つめていた。

yasuは雄祐に言った。

「この歌は、雄祐君が歌うことによって息をする。
今日、それを痛感したよ。
さすが、弥生が選ぶだけのvoiceだ。
雄祐君は・・・。
今日のライブよかった」

「yasuさん。
ありがとうございます」

「俺は先にホテルに帰るわ。
弥生のこと頼むぞ」

「わかりました」

「ちゃんと弥生を俺の宿泊先ホテルまで送れよ。
わかったな?」

「はい」

yasuはビーステをあとにしホテルへと戻った。

雄祐は少し戸惑いながらも言った。

「元気にしてた?」

「うん・・・」

「やっぱ、your beliveは、弥生の曲だったんだな。
弥生にしか書けない歌詞だよな」

「雄ー・・・」

「今日yasuさんがスタジオにもってきた時はビックリしたけどな・・・。
でも、歌ってるのが、弥生でよかった」

「雄ー・・・」
< 73 / 145 >

この作品をシェア

pagetop