Finale Love

♪咲く花♪

これでもうー元の場所に帰れる。

待ってくれてる人が私にはいる。

今度は2人で共に歩きたい。

ささやかな幸せかもしれない。

それでもかまわない。

一緒に共に歩いてくれる人がいるから。

yasuはシャワーから出てきて弥生の小さい背中を見つめた。

「弥生?」

「ん?」

「俺な、弥生が一途に思う雄祐の気持ちが好きや」

「え・・・」

「でもな、弥生の思いを独り占めすることは出来ん。
弥生やてもうーわかってるよな?
俺やて弥生とこのまま一緒にいたいんよ。
でもそれは、俺だけの思いや。
そんな思いのまま弥生と一緒にいることは出来ん。
弥生の幸せじゃないから。
こんな俺やて、弥生の幸せを願ってる。
だから、弥生には弥生らしくあってほし。
俺はそんな弥生を好きになっただけや」

「yasuさんー・・・」

「弥生の気持ちやて、もうー決まってるやろ?
だったら、その気持ちに素直になるだけなんちゃうの?
弥生は弥生の道に行けばいいんよ。
俺や雄祐に遠慮せんと。
それが弥生なんやから。
弥生は自分のことより人のことを考えてまうから、自分自身が身動きとれないんやろうな。
弥生のいいところでもあり、ダメなところなんやろうな。
でもそこまで、相手のことを思える自分に誇りを持て。
それが弥生のためなんよ。
ほな、俺は眠くなったからベッドに行くわ」

yasuはベッドに行き眠りについた。

yasuさんの言うとおり。

私はそんな自分から逃げてた。

でも・・・。

もうー逃げない。

逃げちゃいけない。

自分自身のために。

ここから私自身の新しい道が始まる。

険しくて辛い道のりかもしれない。

それでも歩みは止めてはいけない。

きっと・・・。

今の私なら歩いていけそうな気がする。

この先、何があるかわからないけど・・・。

未来なんて誰にも見えない。

見えないからこそいいのかな?
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