Finale Love
『高野保徳様へ』

「yasuさん。
今までこんな私のそばにいてくれてありがとう。

yasuさんと共に生活が出来て楽しい時間だった。

幸せな時間をくれてありがとう。

私はyasuさんからいっぱいいろんなことを教わった。

言葉には出来ないけど。

yasuさんの思い、すごく嬉しかったよ。

こんなダメダメの私を思ってくれて本当に嬉しかった。

私は少しでもyasuさんの思いに答えられたかな?

どうなんだろう?

こんな形でyasuさんから離れてはいけないと思ったんだけど

きっとyasuさんの顔見たら、いけなくなっちゃうから。

本当は私yasuさんのこと、1人の男として意識してたよ。

でもそれは、私にとっての逃げになるから。

yasuさんは私がそばにいなくても大丈夫。

私もyasuさんみたいに自分に強くならないとね。

少しだけ涙出てきちゃったよ。

でもこの涙はyasuさんだけの涙だから。

それに私の未来に繋がる涙。

いつかyasuさんと笑って会える日を私は思い描いてる。

yasuさんも同じだったらいいな。

yasuさん。

本当に今までありがとうございました。
弥生より」

弥生は書いた手紙を封筒に入れリビングのテーブルの上においた。

少しの荷物を持ちyasuの自宅を出た。

弥生は週刊誌に写真を撮られたことにも気づかず空港へと向かい福岡へと行った。

また福岡に戻ってきちゃった。

誰にも言ってないからいいよね。

さあー・・・。

今から不動産に行かなきゃ。

yasuさんの自宅にいた時に全ての契約は終わらしてるから、あとは印鑑と契約書とカギをもらうだけ。

これから生活ちょっと大変だけど頑張ろう。
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