Finale Love
弥生は不動産に向かった。

「あのー部屋の契約をした水無月弥生ですけどー・・・」

「水無月さんね」

「はい」

「書類に印鑑お願いします」

「はい。
あのー・・・」

「何か?」

「東京から送った荷物って、もうアパートに届いてますよね?」

「届いてましたよ」

「ありがとうございます」

弥生は印鑑を全て押し契約書と部屋のカギをもらい不動産をあとにした。

アパートについた弥生は手持ちの荷物を置き掃除を始めた。

さすが新築のアパート。

室内モキレイだし外壁もキレイ。

これからここで生活するんだよね。

今まではyasuさんだったり雄がいたけど。

でもこれからは私1人。

寂しいけど、楽しまなきゃね。

とにかく今は掃除を早く終えなきゃ夜になっちゃう。

弥生は部屋の隅々までキレイに掃除を終え一時を過ごしていた。

ようやく部屋の掃除が終わったよ。

ちょい疲れた。

家具の配置もなんとか終わったし寝る場所も決まったし、あとは今日の夕食の材料を買出しに行くだけ。

そーと決まればスーパーに買い物に行かなきゃ。

弥生はエコバッグと財布を手に持ち近くのスーパーへと行った。

その頃。

yasuは仕事を終え自宅に戻っていた。

「ただいま」

「・・・」

弥生いないんか?

yasuは玄関でくつを脱ぎリビングへと行った。

テーブルの上には1枚の封筒が置かれてありyasuは手にして読んだ。

弥生のヤツ、何も言わずに出て行ったんやな。

連絡先ぐらい書といてくれてもいいのに。

何処に行ったかはわかるけど・・・。
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