Finale Love
「そっそうー・・・」

「そんなに、可愛く照れてると、また、求めたくなる」

「え・・・?」

「弥生は俺だけの女。
俺だけが溺れていい女」

「雄ー・・・」

「弥生の女の顔は、俺だけが知っていたい。
他の誰にも見せたくない。
これって、俺の男としての独占欲なんだろうな。
それを満たすことが出来るのは、弥生以外いない」

「なんか雄ー・・・。
今までと違う」

「俺は俺だよ。
ただ・・・」

「何?」

「今まで弥生に見せなかっただけ」

「えっ・・・」

「俺は伝えることが不器用だから、弥生と早くこうなりたかった。
弥生を丸ごと愛してるから。
今、弥生の目の前にいる俺は、ボーカリストではなく1人の男として弥生を愛してる。
いつでも弥生の愛を1人の男として求めてい
る。
こんな俺を愛せるのは弥生だけだ」

「そんなこと・・・
言わないでよ・・・」

「なんで?」

「そんな雄を・・・」

「何?」

「求めたくなるから」

雄祐は弥生に熱く濃厚なkissをし互いに求め合う気持ちを重ねた。

重ね合う2人の気持ちは情熱のように熱くヘビのように激しく絡み甘い蜜の

ように互いを求め合い互いの気持ちを縛りつけ刻んだ。

雄祐は満足げに弥生を見ていた。

また弥生も熱い眼差しで雄祐を見つめてた。

そんな矢先、雄祐のスマホが鳴り響いた。

雄祐は普段どおりに電話に出た。

「はい。もしもし?」

「今からメンバー連れて雄祐が購入したマンションに遊びに行っていいか?」

「別にいっすけど・・・」

「何?」

「何時ぐらいにきます?
哲也さん」

「たぶん、あと30分ぐらいでつくんじゃねえかなー・・・」

「マジっすか?!」

「もしかして、まずかった?」

「そっそんなこと、ないっすよ?!」

「そうか?」

「待ってますわ」

「わかった」

電話を切った雄祐は焦っていた。

「雄、どうしたの・・・?」

「今、哲也さんたち、こっちに向かってるんやて」
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