Finale Love
31歳でミュージシャでインディーズなんて言ったら許されないんだろうな。
弥生の家族にもまったく挨拶もしてねえーしなー・・・。
そんなんで結婚したいなんて言っても『はい、そうですか』って訳にもいかねーよな。
そんな時に弥生が寝室に入ってきた。
「雄、まだ起きてたの?」
「寝れなくてね・・・」
「そうー・・・」
「やっぱ、俺も一緒に行ったほうがいいかな?」
「だって、雄、ライブあるじゃん」
「そーなんだけど・・・」
「何?」
「俺、1度も弥生の家族に会ったこともないし、ましては挨拶もしないやん」
「うんー・・・」
「やっぱ・・・
挨拶ぐらいはしなきゃまずくない?」
「たしかにそうーなんだけど・・・」
「何?」
「まだちゃんと、家族に雄のこと、私から話してないからさー・・・。
突然、私と一緒に行っても、兄も姉もどう対処したらいいか、わからないと思うしさー」
「でも、今日の電話でお兄さんには福岡にいることは言ったんでしょう?」
「うんー・・・。
今、付き合ってる人と同棲してるってことはね」
「そっかー・・・」
「うん」
「あのさー・・・」
「ん?」
「ほかに、お兄さん、言ってた?」
「『同棲することはいいけど、オマエも36歳なんだから、早く結婚しろよ』ってことは言ってたよ」
「そうーなんだ・・・」
「うん」
「やっぱ、俺も、弥生と一緒に行こうか?」
「雄の気持ちは嬉しいけど、今回は私1人で帰るから。
ちゃんと兄と姉には私から話すから」
「そうか・・・」
「それなら雄も安心でしょう?」
「安心は安心だけどな・・・」
「今、雄は目の前にあることをちゃんとやらなきゃ。
じゃなきゃ、メジャーにもなれなしyasuさんに胸張って会うことも出来ないよ。
それでもいいの?」
「たしかに・・・そーだけど・・・」
「だったら雄はやらなきゃいけないことが山程あるでしょ?
こんな私の実家に一緒に帰る時間があるなら」
「弥生ー・・・」
「雄にはこうあってほしいと、私は思ってるし願ってる」
「何?」
「雄には何があっても、歌い続けてほしい。
私はそのためなら、なんだってなれるし、乗り越えられる。
私の夢は、雄が歌い続けてくれることだから。
それが、私に出来る精一杯の雄への思い」
「弥生ー・・・」
弥生の家族にもまったく挨拶もしてねえーしなー・・・。
そんなんで結婚したいなんて言っても『はい、そうですか』って訳にもいかねーよな。
そんな時に弥生が寝室に入ってきた。
「雄、まだ起きてたの?」
「寝れなくてね・・・」
「そうー・・・」
「やっぱ、俺も一緒に行ったほうがいいかな?」
「だって、雄、ライブあるじゃん」
「そーなんだけど・・・」
「何?」
「俺、1度も弥生の家族に会ったこともないし、ましては挨拶もしないやん」
「うんー・・・」
「やっぱ・・・
挨拶ぐらいはしなきゃまずくない?」
「たしかにそうーなんだけど・・・」
「何?」
「まだちゃんと、家族に雄のこと、私から話してないからさー・・・。
突然、私と一緒に行っても、兄も姉もどう対処したらいいか、わからないと思うしさー」
「でも、今日の電話でお兄さんには福岡にいることは言ったんでしょう?」
「うんー・・・。
今、付き合ってる人と同棲してるってことはね」
「そっかー・・・」
「うん」
「あのさー・・・」
「ん?」
「ほかに、お兄さん、言ってた?」
「『同棲することはいいけど、オマエも36歳なんだから、早く結婚しろよ』ってことは言ってたよ」
「そうーなんだ・・・」
「うん」
「やっぱ、俺も、弥生と一緒に行こうか?」
「雄の気持ちは嬉しいけど、今回は私1人で帰るから。
ちゃんと兄と姉には私から話すから」
「そうか・・・」
「それなら雄も安心でしょう?」
「安心は安心だけどな・・・」
「今、雄は目の前にあることをちゃんとやらなきゃ。
じゃなきゃ、メジャーにもなれなしyasuさんに胸張って会うことも出来ないよ。
それでもいいの?」
「たしかに・・・そーだけど・・・」
「だったら雄はやらなきゃいけないことが山程あるでしょ?
こんな私の実家に一緒に帰る時間があるなら」
「弥生ー・・・」
「雄にはこうあってほしいと、私は思ってるし願ってる」
「何?」
「雄には何があっても、歌い続けてほしい。
私はそのためなら、なんだってなれるし、乗り越えられる。
私の夢は、雄が歌い続けてくれることだから。
それが、私に出来る精一杯の雄への思い」
「弥生ー・・・」