僕の私の初恋でした
第1章
千春Side
-----ん。---さん。---ち--さん・・・
「千春さん。点滴終わりました」
白衣を着ている、記憶にないことか
新しい先生だろうか。
私につながっていた数本の管は抜けていた
『あ・・・ありがとうございます』
「あとは部屋にもどっていいですよ」
『はい・・・・・・あっ・・・!あのっ』
白衣を着た若い先生は作業をやめないで
耳だけを向けている。
『・・・すみません、何でもないです』
「えーっと・・・ん、あぁ。ごめんね。
んーっと・・・」
きっと忙しんだと自分に言い聞かせ
ギシッ音のなるベットから降り
部屋を出た。