恋時計~the last time~
プロローグ

好きだから…




「あたし、もう翔太の事嫌い。別れて!」




嘘だよ。でもあたしには、こうするしかないの—…
弱いあたしを、許してね。




「…えっ!?嘘だろ。どうしてなんだよ、美緒。」









ゴメンね、翔太。翔太の泣きそうな顔を見て、心の中で謝るあたし。







あたしは、泣きたかった。







でも、あと少しの演技だから——
















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