寮の夜は甘い夜。





食堂では少し視線が痛かった。









まったく。









みんな面食いなんだから。









またしても新たないじめのように、席まで指定だった。









私の右隣が柱みたいな壁。









左隣が楓。









萎える。









視線から逃れるように早々と食べ終えると、部屋に戻った。




< 14 / 106 >

この作品をシェア

pagetop