寮の夜は甘い夜。
「ぎゃあああああっ!」
「ど、どうしたの、由良?」
「な、なによこれ・・・」
脱衣所で服を脱ぐと、首元を中心に赤い点々がたくさんついていた。
この時期に虫なんてでないと思ったけど・・・
やだ、この部屋!
「あー、それね、キスマーク。虫じゃないよ。」
しまっていた扉をガラガラと開けて入ってきたのは、勿論(もちろん)楓。
「ぎゃああああああっ!!見るなあっ!」
楓が私の下着姿を見たあっ!
最悪だ。