天然強気×デレるドS=?







「ん。



その...前から朱鳥のこと
気になってた、つーか。」



「え!?!?」




ちょ、ちょい。




「サツキが、めっちゃ可愛い先輩いるって言うから
放課後、部活行く前に音楽室覗いたの。

そしたら....お前がいた。」





なにやら真剣な横顔。




「う、うん。」




「正直、最初はそんな興味なかったんだけどさ。

サツキが話す度、どんどん気になってって。

ある日、おんなじクラスだって気づいてさ。」




「うん...」




「ずっとお前のこと見てた。」




「っ...」



「席替えで隣になって。

段々話していくうちに気になってきて...」




「うそ...」



「結構前から好きだった。


だからこうして付き合えることになってさ...




めっちゃ嬉しいんだよね、俺。」





うわぁ、めっちゃ恥ずかしい...




「でも、付き合ったからおしまい。じゃない。


付き合ったからちゃんと話さなきゃいけないことがあるのわかってるし。」




「??」





「でもごめん。


まだ話せない。」



「うん...」




「好きだからこそ、話せない。怖いんだ。」





「うん...」






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