天然強気×デレるドS=?
また暗い声のトーン。
「まぁ、簡単に言えば
中学の時の話。」
「中学...。」
「朱鳥はさ、
本当は、俺と付き合わない方が良かったのかもよ。」
えっ...
「俺と付き合っていいことなんてないと思うし。
実際、昔付き合ってたおん「馬鹿!!」
気づいたら怒鳴ってた。
「...っ、好きだから...」
「え??」
「好きだから付き合ったのに...
なんでそんなっ...」
「...泣いてんの...?」
「泣いてない!!」
嘘...
泣いてる。
本当はすごく...
「泣いてんじゃん。」
「泣いてないってば!!」
「そう...」
斎藤くんも察してくれたようで...
あたしを抱き寄せた。
頭の上に、顔を乗せて...
「ごめんな。」
一言そういった。