□□□□□□□セクシー・コメディ□□□□□□□「コンクリート・ジャングル」
「なんでよー?せっかく売れっ子になりかけているのに、もったいないじゃない?」
力士は細い目を見開き、目ん玉をぐりぐりさせて言った。
そう。
この2,3日で私の人気は急上昇中なのだ。
水着を着て、変な格好をする必要などないのだ。
ヨネダに注意を受けたあの日、力士は、落ち込む私にサクラの仕事の極意を伝授してくれた。
ーあのさ、目を瞑って、彼氏とエッチしてると思いながら、お客さんと会話すればいいのよ!
ーえぇっ…
私は動揺した。
ーでもぉ…それはちょっとぉ……
いやあ…えっと…
真っ赤になって言いよどむ私に、力士は食いついてきた。
ーえっ何よ?あんたたち、そんなスゴイことしてるの?縛ったりとか?
ーヤダッ、縛るとか何言ってるんですか!そんな変態じゃないですよっ
ーじゃ、何よ?そのうろたえ方、普通じゃないね。言いなさいよ。
教えなさいよ。
力士はぐりぐりと身体を押し付け、私を壁に追い詰めた。
私は圧死の危険を感じ、告白することにした。
…こんなところでケイタの性癖を暴露することになるなんて…