□□□□□□□セクシー・コメディ□□□□□□□「コンクリート・ジャングル」
昼下がりの午後を持て余す25歳若妻。
仕事はこうだ。
出勤したら、オフィスを右に突っ切り
小さな通路に出る。
通路には左右どちらにもドアがある。
10ほどあろうか。
赤い空きの表示が出ているところを選び、ドアを開けると小部屋がある。
小部屋は窓も無く狭い。
反省室と言った趣きだが、14型のテレビと小さなテーブルがある。
地味なカーペット敷き。
靴を脱いであがる。
カーペットの上に直に座る。
雑誌、書籍、携帯、飲み物、食べ物持ち込み可だけど、アルコールは駄目。
全部屋禁煙。
一応、お仕事ですから。
小部屋の主役は、テーブルの上の白い古ぼけたプッシュフォン電話だ。
電話がなったら、受話器を取り
「もしもしぃ?
こんにちは~リサでえす!」
などと愛想の良い声で応える。
電話の先の声は100パー男。
会話が始まるはずだけれど、
始まらない場合もある。
男が私の声を聞いて気に入らない時は、ブチッと切られる。
ムカつくが、すぐ慣れた。
そういう奴は、
アホなJKが目当てなのだから。
電話で会話すればするほど、お給料がたくさん貰えるシステム。