お兄ちゃん、大好き♪
「愛夜、おいで?」

悠兄が愛夜を呼ぶ。

愛夜は俺の腕の中から出て悠兄の前で座った。

「急に伝えてごめんな?」

悠兄はそっと愛夜の頭を撫でる。

「でもな俺たちはみんな愛夜が大事なんだ。だから愛夜の居場所はこの家でいいんだよ。」

「うん。」

愛夜は泣きながらうなづいた。
< 34 / 36 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop