淡色ドロップス




「てか高橋次第じゃん。でもセンセーを略奪するって言うなら俺は協力するけど?」

「うっそなんか面白そう
美緒ちょっと略奪してみよーよ」


そんな仮入部してみよーよみたいなノリで人を不幸に陥れることは私には出来ません…。


「幸いにもお前は女子高生だ。
ちょっとばかし肌見せればセンセーもいちころなんじゃね?」

「田宮お前ホント色々軽いな」


むくり。


もはや定着しつつあるツッコミの言葉と同時に顔を上げれば、2人の視線が一気に集まる。


「あ、美緒っ。私はね、純粋無垢なキャラを装ってジリジリ近づいていくのがいーと思うんだけど、どう?」

「魔性の女か」


そんな戦闘能力持ち合わせてません。


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