淡色ドロップス
「佐和にいけば見れるよ、彼女」
「っ」
ほ、ホントにこの人は
末恐ろしい…!!
「時間分かんねーから10時集合な。
渡部は日曜余裕で暇でしょ」
「決めつけるなし暇だけど」
「暇なんかい」
な、なんでカナちゃんはそんなに落ち着き払っているんだ…!
1人状況について行けてない私は、田宮とカナちゃんのやりとりを交互に見つめる。
「てかアンタなんで知ってるの。
瀬野センセーが日曜日彼女と会うこと」
「ん? まあ偶然聞いたってとこ」
「怪しっ」
うん、怪しい超怪しい。